菊連載番外編―初めての恋話
「なぁ~」
「何?」
「思ってたけどさぁ、リョーちゃんって好きなタイプなんだっけ?」
「は?」
俺のベッドに座って、マンガを読んでるままいきなり俺に聞く幼馴染の姫
「だから、好きなタイプって聞いてんの」
「なんで?」
生まれからずっと一緒にいた仲だけど、恋愛話するのは初めて
この質問には一体どういう意味があるんだ?
「リョーちゃんのファンに情報を売るために決まってんだろう★
って、ひゃおずむにゃぁ!!」
顔摘むなって言ってるらしい
このバーカ、ちょっと期待させたじゃん、にゃろー
「そういう質問もう禁止」
「ええぇ?!リョっくんのケチ、ええじゃん、教えてよーぜぃ!!冗談だって、売らんからさぁ」
「聞いてどうすんだよ?」
「...どうもしねーわよ、幼馴染だからこれくらい知らないと人間失格って感じ?」
「大げさ」
「いいじゃん、減るもんねーじゃんよぉ~、姫知りたいだけじゃん」
まー、教えてやんでもいいけど...
よく考えたら、自分の好きなタイプって分からない
思わず姫をじーっと見た
俺はなんでコイツのコト好きになったんだ?
変だから?
うるさいトコ?
イタズラする大好きなトコ?
おせっかいなトコ?
顔がかわいいから?
いつも俺のコトを分かろうとするから?
ずっとそばにいたから?
「Well?(で?)」
わかんない...
なんでコイツが好きなったって理由
「とくにないけど、好きなタイプなんて」
「答えになっとらん、はい!次の答えヨロシクゥ!」
ちぇ
再び姫を見る
丁度ポニーテールをしてるから
「ポニーテールが似合う子」
「うそぉ?!竜崎先生のコト好きなのぉぉぉ?!」
「なんでそうなる?」
「いや、姫的には普通の流れだと...」
「とりあいずあんたは普通のカケラ一つもないってコト気づこうね」
「ひどっ!」
ショックを受けた姫を見て、俺をちょっとショックした
コイツ、マジ自分のコト普通と思ってたわけ?
「じゃ、じゃあさぁ、好きなヤツとかいんの?」
「さぁね、自分で考えれば?」
「ちょっと、なにその態度!協力しようと思ったのによぉ!」
「いいからもう黙って、俺眠い」
そう言って、姫の太腿に頭をかけた
いわゆる膝枕
「何このオチ?ちょぉ...好きな子って分からんじゃん...」
何でこういうコトに鈍いんだ、コイツは...
まぁ、いつか気づかせるよ
絶対ほかのヤツのトコに行かせないし
微笑んで俺の頭を撫でてくれた姫を俺のそばから絶対離れさせない
そう考えながら、俺は眠りについた
~次の日~
「ねぇ、知ってる?日本ポニーテール協会っと言うもんがあるんだぜ?そこに入ろうよ、リョー!!リョーちゃんみたいなポニーテール萌なヤツたくさんいるんだぜ、きっと!!そんなだら竜崎先生じゃなくて、同世代のいい女見つけるぜきっと!!」
「...次そういう話をしたら、犯す(怒)」
てゆーかよく考えたら、それって一番いい方法と思う、
姫に俺の気持ちを伝えるの(←いやいや、犯罪ですよリョーマさん...てか中一なの?)
